二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ 胸が熱くなるのか
黙っていてもふたりには
わかるのであってほしい
とてもとても、やさしい詩ですよね。
人間関係長く続かせるための真理だと思います。
付き合いが長く続くと、
夫婦だけでなく、身内も、友人も
「きっと自分のことをわかってもらえている」
そう思ってしまう。
でもどこまでいっても相手を立てれば、
きっと上手くいくのでしょうね。
今日、結婚式を迎えた友人へ
ありったけの気持ちを込めて…
第3回の『朗読の時間』。今も人々の心を掴んで離さない、あまりにも有名なアノ詩を朗読↓
前回の『朗読の時間』。名もない詩、人生の詩、自分で何でも背負い込む人に贈りたい詩…↓